最近業務で攻めすぎて色々な仕事が増えて困っているIoT担当のmath03です.
前回までにガレージ内部ネットワークに接続して,PCや携帯からモーターの操作をすることができました.
今回はガレージ内部の雰囲気温度と湿度をメールで送信する機能を作りました.
この技術が確立すれば,下記のようにPC/携帯とマイコンで情報の送受信ができるようになるので,センサ情報から現在の制御系の状況を判断し,リモートで適切な制御を与えることができるようになります.まさにIoTの基盤が完成します.
方法はこれまたNode-REDを使用しました.フリーなのにすごい便利なシステムですね~.
リンク先の記事を参考に,次のような構成を組みました.
Node-REDのフロー
まずは温湿度センサーDHT11で取得した温度,湿度データを,NodeMCU側を使って,Raspberrypi上のMQTT brokerに送信します.(今回はNodeMCU側で6秒ごとにデータを送信するように設定しました.※記事最下部)
その後,Raspberripi上にあるNode-REDで作成したフローをたどります.
まずは温度と湿度が一目で見て分かるように,dashboardの"gauge"を使い,以下の画面を作りました.これは前の記事にも書いたように,携帯/PCからVPN接続して,設定されたアドレスにアクセスすれば見ることができます.
また,ノード:rbe(Report by exception)を使い,湿度が5%変化した時にメールを送信するようにしました.さらに,ノード:functionで送信情報から温度,湿度データを取り出して,ノード:Emailで送るように設定しました.
息を吹きかけて放置したところ,gmailで次のように送信することができました!
今回は実験のために湿度をクライテリアにしてメールを送付しましたが,実運用上は例えば装置の温度を測定しておき,急激に温度が変わった≒異常が発生したということをメールで受信すれば,まずはリモートカメラで状況を確認して,現場に駆け付けるか,これまたリモートで制御した機器で対応するといったことができるようになります.The IoTですね.
今後は侵入者がいた時に赤外線センサの情報を送信したり,Node-REDでAlexaの制御などしていきたいと思います.
※Node-RED側は見た目で簡単に操作ができますが,NodeMCU側はある程度プログラムとマイコン情報を知っておく必要があります.今回のプログラムは以下の内容を参考に作りました!
https://osoyoo.com/2017/05/15/nodemcu-lesson-8-dht11mqtt/
https://qiita.com/masato/items/726ea91661b1e8d8e9ae
EmoticonEmoticon