バッテリーが揃った。となれば、早速設置だ!
どうも、マスクをしていると息苦しくて辛いです。サンドマンです。
設置といっても「ただ置くだけ」ではあるのですが、今回は綺麗に設置するための専用置き台(架台)を作ってみたので、その報告をしてみようと思います。
というのもバッテリーを設置する場所は、ご覧のような旧シャワールーム。
ということは、床面は排水のための勾配がついているわけです。
適当にバッテリーを設置するとぐらついて不安定ですので、安定した台の上に置きたいな、と考えました。
我々は通称「バッテリールーム」と呼んでおります。
【まずは設計!】
早速設計に取り掛かります。Mr.H氏の手によりこのような形になりました。
こんな感じ!
バッテリーを置くとこのようになる。
主構造は、鉄骨建築でもよく用いられる溝型鋼(チャンネル材)を使っています。前回の記事でもお伝えしたように、今回使うバッテリーの重量は1個当たり約46kg。今回は6個準備していますから合計276kg。馬鹿にならない重さです。そんな激重のバッテリーにも耐えられるがっちりとした構造を目指しました。
また、今回鋼材(≒鉄の部材)を使ってみた理由はもう1つありまして。今後ソーラーパネルを屋上に設置する際にも、同様に鋼材を使用しようかなと考えており、そのためのちょっとした練習にもなるかな?と考えたわけです。
【それでは製作!】
では、設計図にしたがって製作をしていきましょう!こんな感じの部材を準備します。
メタリック。
ちなみにこの手の鋼材は、ホームセンターではあまり取り扱っていません。ネットで購入できたりもするのですが、その重さゆえに送料がかさみます。
今回は近所の鋼材屋さんから購入しました。この手の業者さんは、会社対会社の取引が中心ですが、個人の注文に応じてくれるところもあるようです。指定した長さのカットや配達もしてくれますよ(有料)。
一見入手しづらそうな鋼材も、近所の鋼材屋さんに相談してみる(思いを伝える?)ことで、意外と簡単に入手できるんですねー。気になる方はぜひ相談してみてください。
ちなみに、今回鋼材を配達してくれたおじちゃん、すごく気前の良い方でした(笑)
それでは、加工していきます!
ガレージ所有のフライス盤で穴を開けていきます。
(随分昔の作業に付き、1Fのスペースがスッキリしている。懐かしい・・・)
長尺の部材に穴をあける場合は、フライス盤を使わずに、
床の上に小型のボール盤を置いて作業した方が楽だったりします。
(ワークセット時にバランスを崩して落とす心配が少ない。)
ボール盤は非力ですので、潤滑油を掛けながらゆっくりと穴を開けていきます!
穴を開けた溝型鋼を、L字ブラケットを介して組み立てていきます。
L字ブラケット側にタップ穴を開けてあります。
組み立てが終わったものがこちら!
実際使用する向きとは逆さに置いてあります。
上面に高さ調整用のアジャスタパットを合計9個つけました。
鋼材はそのままにしていくと錆びてしまいますので、次に塗装を施しておきます。
部材の黒色自体も、「黒皮」と呼ばれる錆びなのですが、この状態で放置しておくと、皆様が巷で良く見る赤錆が発生し、次第にみすぼらしい姿になってしまいます。
白の水性塗料を2度塗りして、こんな感じに!!
遠目にはだいぶ綺麗に仕上がった。
塗装した際に、塗料が付きづらく苦労しました。塗装前に、穴あけ加工時についた油分を除去しておいた方がよかったですね。
また、この手の塗装は作業場所にも苦労しますね。1Fの作業スペースにブルーシートを引いて作業したのですが、なかなか手狭でした。。。もっと広い場所欲しい。。。
【いざ、設置!】
製作が完了したところで、早速設置してみます!
バッテリールームの隅に架台を置き、試しにバッテリーを1つ置いてみます。
なかなか納まりが良いではないですか!
最後にアジャスタパッドを調整して、
ぐらつき防止&水平出し。
いい感じに出来上がりました!
人が乗ってもビクともしない強度です。
最終的にバッテリーを6個配置!
周囲にまだ紹介していない物がゴロゴロしていますが、
これから少しずつ紹介していきます!
というわけで、通称「バッテリールーム」の整備も着々と進んできました。
だいぶ時間を掛けてしまっていますが、システムの本格稼働に向けて、引き続き頑張っていきます!
次回以降は、それなりの規模のオフグリッドソーラーシステムを組む際には欠かせない知識である、ソーラーパネルやバッテリーの並列接続に関するあれこれを複数回に分けて書いていこうと思います。よろしくお願いしまーす。
※2021/3/13 一部追記修正しました。
(サンドマン)
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